吉田次朗展のこと そのさん

2015.05.26

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吉田次朗展のこと その2より、ずいぶんとご案内が空いてしまいました。
展示に向け大工仕事や什器制作など、わたわたと準備に追われているM&Wです。

さて本日は、吉田次朗展に併せてやってくる吉田次朗さんとはまた別の、
スペシャルなアザーゲストのことを少し。
国内外で大活躍中の写真家の大沼ショージさん。
ショージと名乗っておられますが、れっきとした女性写真家。
ショージさんは女性なのですよ、と告げるとだいたいびっくりされるのですが、それも無理なし。
ショージさんの撮る写真は、名前の通り、男前であまりに潔い。そして艶っぽい。
色っぽいのだけれど、それが女の人が醸す色っぽさでないのがちと不思議です。
光と影の中、美しさが際立つ瞬間をとらえる写真に、撃ち抜かれるファン多数。
言わずもがなdropも撃ち抜かれ続けているファンの一員です!
私たちが見えている世界以上の世界を見せてくれる、
撮ることで描く画家のような写真家のおひとりでもあるなあと長く敬愛しています。

上の写真は、その大沼ショージさんが写真を手がけた書籍や雑誌のいろいろを集めてみました。
左上から、最新号のdancyu6月号の表紙のパン写真、
お料理本の最新刊では、dropもアートディレクションとデザインで参加させていただいた
「おこめやま家のまんぷくごはん」(主婦と生活社)、
札幌を拠点に活躍される着物コーディネーター上野淳美(oteshio)さんの著書「日本のおしゃれ
七十二候」、maison du toiles.ruiによるウェディングドレス&スーツブランド ロンブル エ ラ ルミエールの秋冬のシーズンカタログ、アチブランチブックス「白磁」、そしてショージさんご自身で自主制作している写真集「コップとて」。
これまたショージさん×dropデザインでの共同タッグの1冊、フジイキョウコさん著・編「鉱物見タテ図鑑 〜鉱物アソビの博物学〜」、アチブランチブックス「old paper」、近江の老舗菓子店であるたねやさん発行の「ラ・コリーナ」、、、という、ジャンルの幅は広くとも、芯の通った個性ある媒体の顔となっているショージさんの写真たち。
どれもこれも心底格好いいんだよなあ!ほんと。
お仕事などで撮影に立ち会って、そばで見ているとわかるのだけれど、
1カット1カットにすごーく愛を注いで撮ってくれる。
撮られる方も(それが人間でなくモノでも)嬉しいだろうな、と思うのです。

そんな大沼ショージさんが今回、吉田次朗展に併せて用意してくれたスペシャルが2つ!
1つは、ショージさんがはじめて撮った映像作品である「岐阜の人々」の上映!
次朗さんも出演されていますよ。
6月6日(土)の展示スタートから10日(水)まで、毎日18時より40分無料上映致します。
6,7,8の3日間はショージ監督自らが上映してくれますよ!ものすごーく楽しみ。
こちらは予約不要です。ワインや珈琲なんかもご用意する予定。

そしてもう1つのスペシャルは、「大沼ショージの移動写真館」!
モノクロフィルム撮影で、なんと紙焼きのオリジナルプリント2枚つき。
もちろん、ショージさんご本人が撮って焼いてくれるんですよ。豪華。
第一線で活躍する写真家に自分や家族を撮ってもらえる機会なんてそうないです。
drop自身も撮って頂いた写真、古フレームに入れて飾っています。
実は、ものや誰かを「撮ること」はすごく好きでも、
自分たちを撮ってもらうなんて恥ずかしいし絵にならないし、、とすごく苦手だったのですが、
ひょんなことから記念に1枚、と自宅で(しかも寝起きで)写真を撮って頂く機会に恵まれ、
ショージさんに娘と一緒に撮ってもらった写真が、下のもの。
恥ずかしながら、家族写真ていいものだなあ!と素直に思えて、いまや床の間に鎮座の家宝的写真。
子どもはどんどん成長するし、「今」はどんどん過ぎ去って行きます。
大好きな写真家にその時にしか切り取れない「今」を撮ってもらうって、
とても贅沢でかけがえのないこと。とても、おすすめです。
おひとりでも、大切な人とでも。ぜひ、この機会に撮影にいらしてくださいね。

撮影のご予約も少しずつ頂いています。
自営業の方や創作活動されている方は、アー写にもよいのでは?!と思います。
1組1組、じっくり撮って頂きたいので、
時間をずらしながらのご予約制とさせて頂いています。
ぜひ、ご都合をつけてお問い合わせ・ご予約くださいね。ご予約はこちらからどうぞー。

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