Taku Hotehama calender 2017

2016.10.26

hotehamacalendr2017-03

今年も(なんとか)リリースと相なりました!
山口在住の美術家・保手濱拓(ほてはまたく)さんの2017年版カレンダー。
来年の絵も、とてもよいです。
遅ればせながら、drop aroundのオンラインストアでも販売をスタート致しましたよ。
毎年完売するカレンダー、ぜひお早めに手に入れてくださいね。
M&W店頭お渡し予定での、お取り置きも承っております。
保手濱拓 2017年カレンダー

保手濱さんと一緒にオリジナルカレンダーをつくりはじめてはや4年目。
drop aroundでデザインを担当させて頂いておりますが、
つくる度に保手濱さんの絵の魅力にじわじわやられます。
毎回、あたらしいチャレンジがあるからかな。
毎年、新鮮な気持ちで絵を眺められます。

紙に刷られた絵というのは、どうしたって原画の勢いを削いではいるのでしょうが、
トリミングされて正方形のフォーマットに収まることで違った見え方、馴染みかたをするなあ、とも思います。
保手濱さんの絵は一見あったかい可愛い雰囲気に見えるかもしれませんが、よく見ると不穏だったり、ところどころノイズが入ったような違和感もあって、単なるほっこりした絵じゃないことがじわじわわかってくるはず。
私たちが個人的に抱いているのは、10年近く前にNYのアウトサイダーアートフェアで見た、小さな紙片に描かれた名もなき画家の作為を越えた落書きみたいな絵を見た時の衝撃に近い、という印象。
子どもや障害者と呼ばれる、美術教育からは遠い場所で自分のためだけに絵を描くひとの絵から感じる、意図せず溢れる自由で圧倒的な生きる力、その場にそぐわない、破って出てくる違和感や狂気みたいなもの。
保手濱さんの絵は、そういう空気をまとっているように感じます(最上の褒め言葉です、あしからず)。
綺麗で可愛い絵より、毎日見え方の変わる、気になる絵がすきです。
保手濱さんは、私たちにとっては随分「気になる」絵を描く人。
2017年版ではとくに2月と8月の絵がすき。
年末になると焦る気持ちでいっぱいではあるけれど、はやく来年にならないかな。なんて思います。
2017年を迎えるしたくに、皆様も是非どうぞ。
カレンダーの表記などについて詳しくはオンラインストアをご覧下さいね。

hotehamacalendr2017-02