遅い遅いHAKOMAレポート

2014.09.15

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洞爺に行っている間に、
時を同じくして箱のデザイン展HAKOMARTも盛況のうちに終わりました。
足をお運びくださったみなさま、どうもありがとうございました!
M&W営業中にも「ハコマを見て来ました」というお客様も何人かいらして、
「一番展示が素敵だったので」とのお言葉を頂戴したのが何よりも有り難く嬉しかったです。
箱好き冥利に尽きます!

せっかくならば、会場で見て頂きたいなあとの思いから、
ハコマfb以外での事前の作品公開は控えさせて頂きましたが、
終わった今ならばネタばれオッケーでしょう、ということで、
会場となったplantationさん3F・グルニエにて行われたHAKOMAの様子をいくつか。

drop aroundは「植物/plants」というお題からイメージした、
2タイプの箱を作らせて頂きました。
どちらも、イメージソースは博物館や理科室の棚に眠っていそうな「標本箱」。
かつ、自分たちが畑などをやっていて、いつも困っていた「種のいれもの」として、
内側に付属品として仕切を設けて、実用性も兼ねたデザインにしました。

「デザイン展」は、クリエイターの個性や作風をびしびしアピールする場、、
でもあろうと思いますが、私たちがものを作る時にいつも頭に浮かべるのが、
「50年後に古道具屋で転がっているのを見た人に格好良い!と思ってもらえる、
なんでもないデザイン、公共性の高い姿の道具」であること。
今回も、自分たちの個性=機能性、道具的、ととらえ、ものすごく地味、、笑。
結果、気配を消したデザインこそが、自分たちらしいなと改めて思った次第。
反して、箱の展示用のテーブルは、種やドライフラワー、虫眼鏡などを置いて、
少しクラシカルなムードを作りました。
紙好きの名にかけて(?)、テーブル一面に古いドイツのカルテや楽譜を敷き詰めたのもポイント。
そのせいか、普段女子受けしづらいdropですが、
ハコパ(オープニングパーティ)では可愛らしい女性客のみなさんにもお声掛け頂き嬉しかったです。

自分たちの箱は地味でしたが、他のクリエイターさんたちの箱がそれぞれ素敵で、
皆さんの作品をそれぞれじっくり見て、
ご本人たちのお話も聴けた貴重な機会となりました。
dropは、道内外のファンも多いインテリアデザイン事務所・mangekyo さんの箱(いや、正確には箱でなく
箱的な構造の郵送できる素敵なカード)をハコマ初日にゲット。
我が家の娘もお気に入りの逸品。
他でお目にかかれないプロダクトに出会えるのも、ハコマの魅力。
この秋、10月末に行われる札幌デザインウィーク2014(10/22-10/26)などでも一部出展が決まっているそう。
見逃された方はぜひそちらでご覧くださいね。

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