「どこか遠くある街」への箱

2018.07.13


ジュエリーブランド「yoshiko chonan」とオブジェブランド「a.A.」を手掛け、東京・谷中でアトリエショップ「laboratorio穀雨」を営まれているアーティストでショップオーナーの、長南芳子 @chonanyoshiko さんからのご依頼で、彼女がつくり続けている小さな真鍮オブジェ「どこか遠くにある街」専用のディスプレイボックスとラベルをdrop around でデザイン・ディレクションさせて頂きました。

○写真は製作時のサンプル写真から。instagram長南さんのポストで完成品写真をご覧頂けます。

海辺のトラム
ホルンの郵便局
夜の灯台
レモンの実る家、、

長南さんの生み出すオブジェには終わらない物語があり、名前の通り見つめているとどこか遠くにある街に旅に出ているような、もうひとつの世界を掌に乗せているような、不思議で、でもあたたかな気持ちになる魅力が詰まってます。小さな子どもから年配の男性にまで広く人気がある作品たち、ブランドです。

作品の世界観と物語の魅力が映える装置であり、長南さんのつくりだす作品にある凛とした佇まいを持つこと、かつ可能な限り削ぎ落として幾何学的、数理模型のようなムードのある容器にしたい!と考え、オブジェを収納しながら飾れる外箱を1種、箱のなかの舞台2種を作りました。写真では見えていませんが蓋には、お話ラベル付き。飾るオブジェにより2パターン愉しめる箱です。

箱製造では、札幌の箱屋さんモリタ株式会社さんに、
大変お世話になりました。モリタさんの職人さんの技術あってこそ、
の美しい箱になったと自負しております。

長南さんがこの箱の制作の途中でのやりとりや、私たちの想いや狙いを丁寧に受け止めてくださりました。うううう。
長南さんのポストを拝読して、私は泣きました。デザイナー冥利に尽きます。是非長南さんの作品と箱が出来るまで、のお話も長南さんのアカウント @chonanyoshiko にてご覧下さいね。7月24日からはアトリエショップ穀雨のすぐそばHAGISOギャラリーで個展も行われるそう。会期中はlaboratorio穀雨とのはしごも愉しそうです。谷中にお出掛けの際は、是非。アトリエショップ1周年を記念にリリースしたこの箱もぜひ街のオブジェのお供に連れて帰って頂けると嬉しいです☺️

「どこか遠くにある街」

▼真鍮オブジェが常設で見られるのは▼

laboratorio穀雨

東京都台東区谷中3-12-4
HATUNEAN 1F
www.aa-story.com/shop
営業日の変更などありますので、インスタグラム @chonanyoshiko をご覧のうえでのご来店がオススメです。

▼7月24日から8月5日の展示期間中はHAGISOギャラリーでもご覧頂けます▼

HAGISOギャラリー
東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO
平日12:00-17:00 週末12:00-21:00