冬の洞爺と手でつくること。

2018.12.30

はじめてのトーヤでの冬。
寒くてもやはり美しくって、ただただ、みずうみに見惚れています。
水の海でみずうみとは、よく言ったものだなあ。
みずうみってすごい単語!とよく思います。

仮住まいの自宅の大掃除をしながら、青い山(移住先の開拓地)で見繕ってきた枝葉と農家さんからの頂きものの稲穂で正月飾りを。
ないからつくる、は年末も続行です。

昔ながらのお百姓さんたちが、自分たちの手であらゆるものを拵えるのは、
欲しいものが売られていなかったから、
周りのみんなも手づくりしてたからあたりまえに自分もつくる、という文化だったように思います。
その文化を継ぐというような大層な気持ちではなく、
市販品より「自分たちにちょうどいい」を手にいれるためのちょっとしたDIY、のほうが気分が良いなあ、と思うようになりました。
ない。を、身の周りを見渡して、ある。にするのは愉しくて面白い。
その愉しみを、誰かと一緒に共有するのは更に愉しい。
という、デザインのしごとの中にもあるシンプルな喜びが、
自分たちの手を動かしてつくるよさだなあとあらためて思う年末最後の日曜日です。

みなさまも、どうぞ良い休日を。