白と白と白と白。

2019.11.20

雪が降ると、あまりの「白」の色調の多さに
くらくらするのは私だけでしょうか。

北国に住んでいると、1年のはんぶん近くが冬で
大げさでなく人生で一番多く目にする色が白だと思います。
雪が降っている日の空の白や
降り積もった雪の白は
単に白だね、というのではなく、光や水も含んだ複雑な色という感じで、
本当に自然のなかでしか見られない白で雪が降るくらいだから寒いのは当然なんだけれど、
やっぱり綺麗で綺麗で。毎年飽きずに見惚れます。
トーヤは後ろにみずうみもありますので、4割増くらいかもしれません(ドヤ)✨

北国に暮らすのに必要な資質として、
寒さに強いかどうかより見惚れちゃうくらいには雪が好きで
雪は冬に必要なもの、なんだかんだと身近に在り続けるもの。
と思えるかどうかな気もします。

先日子どもがくれた新聞を読んだら、本来北海道は広い割には水の資源じたいはさほど多くないのだけれど、
雪が降ることでしっかり野山に水が潤沢に蓄えられて、
そのおかげで雪水が地をとおり岩をすり抜け、綺麗な水となって行き渡るのだと。
近頃はアイスシェルターのように、作物の保存や夏場の冷房にも雪は使われています。
(私たちが暮らす洞爺湖町はアイスシェルター先進町かも)
待ってなくても空からたくさん降ってくるのだから、利用しない手はないですね。
雪❄️、ありがたや。

寒いの嫌いなひとには、うわー北のひとがなんか言うてる、くらいのアレかもしれませんが笑、
雪は白くて綺麗ってだけじゃないんだよ、という北国の冬らしい話でした。