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この旅は珍しくパッケージツアー。当時通っていた学校の通例行事で、『古美術研修』という名目で行った修学旅行のような、にぎやかな旅。 成田からJALで飛んで、2時間程度であっさり到着した後、バスでぐるぐると、観光の主要都市をまわって、ひたすら古墳やら寺やらを見る、が表向き。 けれど、ぼうっとマイペースにその国の生活に溶け込んで、歩き回るのが好きな友達数人と私は、名目に反して裏ツアーも同時決行。旅のしおりに書かれているスケジュール以外の限られた時間を使って、門限をやぶってでも与えられた枠以外のおもしろいものを見たい、韓国グルメもたくさん食べてみたい!とごそごそ動き回っていたせいで、ツアーバスの中では、睡眠補充というダブルライフで忙しい旅だった。おかげで、古美術以外にも、たっぷり普段着の韓国ライフ(?)を吸収して帰ってきたように思う。 (帰ってきて、写真を見せたら先生達は『え!こんなところ行ってないじゃない!いつの間に〜』と怒るどころかガイド本つくって売ったらどう?』のおおらかなリアクションで、一安心。いいクラスだった。) お隣の国、韓国はあまりに近くて、もしかしたらこんな機会でなかったら、自分からは行かなかったかもしれない。溢れる情報と、勝手な親近感のせいか、正直に言うとあまり期待はしていなかったのだけれど、行ってみたら楽しくて、安くて、優しくて、鮮やかで辛い国だった。
韓国滞在中は裏ツアーも含めて、民家から温泉街、市場や地下鉄、屋台、コンビニ、デパート、バー、、とにかくいろいろなところを見て、歩きまわった。全く読めないハングルの日本語訳予想もたのしかった。
外国に行くと、街に溢れている色や光で、その国のイメージが何となくつかめるけれど、韓国の色はやっぱり原色で、鮮やかな緑、赤、青、オレンジ。看板や売られている日用品を見るのも楽しくて、お土産にはキムチや海苔だけでなく、パッケージにひかれて歯ブラシとか、缶詰めとか、よく分からないものもたくさん買った。コンビニでの私の目はきっとハンターみたいだったに違いない。最初は『京都がよかったー』(去年までは、古美術研修は京都だったらしい。)とぶうぶう言ってたメンツもなんだかんだと楽しんでた気がする。お買い物では、つけまつげやウィッグ、サンダルや眼鏡も安くたくさん種類があって、気付くとみんな夢中だった。とにかく知らない街を、わくわくを共有できるみんなと歩けたのが本当に楽しくて、大勢で行く旅もいいね、と思った。
それから、この旅は、とにかくおいしいものがいーっぱいだった。日本で食べるコリアンフードもおいしいけれど、本場で食べる韓国ごはんは、やっぱりそれ以上においしい!ごはんの時に見る石鍋やスッカラといった韓国独特の銀色の美しいスプーン、うっすら青みのかかった食器も、日に日に好きになっていった。焼肉、ビビンパは毎日食べて、飽き足らずに屋台フードにまで手を出す強欲食生活。

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