青い山も晴れた。

2018.07.26


流れ流れていくものに乗るだけでなく、きちんと記録と伝達を頑張らねばなあと一層考えるこの頃です。..今まで、たくさんのツールをつくってきて、それは紙もwebもパッケージもプロダクトも服もひとしく伝達とはたらくための道具だと考えて来たからで、アナログデジタル、空間やモノ、雑食にジャンルを横断しているように見えるのは、その時々で、そして相手により、必要だと思うものが違うからで、必要のためにつくる、という姿勢はこれからも変わらないと思いますが、はたらきかた暮らしのかたちこれから先の自分たちの役割と機能それを伝える術つまり今までの暮らしと働きかたつくりかたをまるっと見直す時期に来ているな、と感じています。ここ、洞爺で生きていくためのアップデイトが必要そう。

自分たちの足元がぐらっとするようなことが春の終わり頃から立て続けに起こり、今こういうことが起きるっていうことは、いずれにしても直面しなくてはいけないことがいままさに溢れて出て来たってことだろう。来るべくして来たな。後回しにして来たことほど、こういうタイミングで来るよな、、、などと思ったりもして小さな頭で考えたりだめもとで行動に出したりしているけれど時間も力も足りません。

刺激的なことや勢いのある楽しいことからはあたらしく得ることも多いけれど、今はあたらしいことに飛びつくよりもまずは足元をととのえ、力を溜め、しっかりと暮らしつくることのできる場と頭と体をつくらないとね、と思います。基本的なことや大事なひとを支える力やじっくり考えぬく時間も確保出来ていないのに、美しいものやよいものを生み出すなんて無理よな、とあたりまえのことに何度でもはっとする夏です。

幸い、こちら洞爺は、暑いといえどもフラフラになるような暑さではまったくないので、みずうみからの風に吹かれながら、いっしょう懸命、近い未来のこと、いつも後回しになる自分たちのことをよく考えたいと思います。