travel note 一覧 >> 夢の島>> 01/ 02


夢の島
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師走の東京で、一番人口密度の低そうなここへ、さらに来るのには普通選ばないであろうクリスマス イヴに来てみたら、本当に誰もいなかった。
夢の島公園は、ゴミを埋め立ててできている、ごく最近地図に出現した土地。
たくさんの緑に覆われていて、海も近くて、本当に広々していて、さらに相当な僻地なおかげで本当にのんびりできるのがいい。けれども、なんだか違和感のある場所。
来てみると、『埋め立て』という人工的な嫌みさは、思ったほどないのだけれど、少しだけもの悲しい感じがするのだ。海を埋め立ててできているという後ろめたさなのか、こんなに綺麗に咲いているこの花も、所詮本当の自然ではないことを知ってしまっているからなのか、へんなあきらめ感というか、世界の果て的なムードがあるように思う。
常に人が多くて、ざわざわしている東京で、これだけあからさまに終わりに向かっている風景と時間がを感じられる場所は、逆に少ないかもしれない。
距離以上に、なにか旅感があって、日常からのトリップにはもってこいの場所だ。

私達は、昔から妙にここが好きで、以前に来た時にも感じた不思議な静けさを覚えていて、2度目の今日、またここに訪れてみた。今日は天気が良くてピクニック日和だし、お弁当でも作ってのんびりしようかーと2人でぎゅーぎゅーおにぎりを握ってから、電車に乗って新木場駅へ向かった。
下車すると、京葉線とつながっているらしく、乗り換えてディズニーランドへ向かうと思われるカップルや親子連れがたくさん。はじめは、意外と夢の島人気あんのかな?と思ったけれど、そんなはずはなく、改札を出たのはおばあちゃんと私達だけ。しかも、おばあちゃんは反対方向へ行ってしまって、夢の島のほうへいくのは、あっさり私達だけになってしまった。
公園の入り口に来ても、やっぱり誰もいなくてちょっと笑ってしまった。



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