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奥へてくてく歩いていくと、広いグラウンドがあって、ようやくそこに人の姿を見かける。 グラウンドを通り過ぎて、植物園へ向かうと、となりの閉鎖された体育館との隙間に、何か動くものが見えた。
猫だ!!
ねこキチガイの私達。うれしくなって走って駆け寄ってみると、他にも何匹かいるのを発見!!
猫たちは皆なつこっくて、ぐいぐい顔を近付けて来た。なかなかのアホ面が多くて楽しい。ぐりぐり撫で回していたら、他の場所からもわらわら集合してきて、全員で8匹くらいに。餌をくれると思ったのかもしれない。猫祭りよう。にゃーにゃーにぎわって、至福の猫ハーレム、、、。
ひまなのか、餌がないと分かった様子でも、うろうろと私達をかまってくれる良いやつらだった。
猫に夢中ですっかり目的を忘れてしまい、気付いたらいい時間になっていたので『(遊んでくれて)ありがとー』と猫たちにバイバイして(全員連れて帰りたかったけれどね。)、そろそろ植物園へ。
陽があたってあたたかいうちに、パラソルのある庭でお弁当を食べようと、植物園のなかを見る前に手を洗ってすぐ外の庭へ。もちろん貸し切りで、なかなか贅沢なランチ。
お弁当を食べていたら、庭のすみにひょこっと影が見えて、ん?と思ってようく見たら、さっきの猫たちの中で1番大人しくて、遠目でこっちの様子を伺っていたブチ猫が植物園の柵をするするぬけてやって来たところだった。こっちに歩いて来て、微妙な距離をとって私たちを見ていたので、おにぎりの中に入っていたおかかをあげてみたら、気にいったみたいだった。となりのパラソルの方でもぐもぐしている。
植物園の庭にはいろいろ珍しい植物も生えていて、猫のおしっこは植木をダメにするというから、追い払われてしまうんじゃないかと思ってはらはらしたけれど、入り口のチケット売りのおばあさんは全く気にしない様子でこっちをちらっと見ただけで、変わらずにこにこしていた。うまく共存してるのかもしれない。
だからここのねこは、ストレスのないアホ面で、人懐っこいのかなあ。
そんなことをぼんやり考えながら、先にごはんを食べ終えて、日当たりの良さにうとうとし始めた相棒と猫を眺めながら、お茶をして、ひとりで庭を散歩した。見たことのない植物が植わっていたり、プールみたいな大きな水槽には綺麗な水草に紛れて金魚が泳いでいた。全てがのんびりしていて、気持ちいい。
たまに見回りに来る警備服のおっちゃんもやる気なさげにジグザグに自転車を漕いでいて、良い感じ。
散歩から戻ってくると、眠りこけている相棒の隣にいた猫はいなくなっていた。あれれ、、。
猫が戻ってこないかな−と思って、植物園の中で売っていた、しゃぼん玉を吹いてみた。(猫ジャンプを期待)しゃぼん玉はどんどん空に溶けていくばかりで、ねこは戻ってこなかったけれど、ひさしぶりのしゃぼん玉はすごく楽しかった。やたらムキになって吹いたせいで、肺が痛くなって、また笑った。
結局、植物園に来たのに、ねことシャボン玉に夢中で植物はあんまり見なかった。
夢の島でねことしゃぼん玉。へんな組み合わせのへんなクリスマス。
でも、せかせかすることなく(しようもなく)、のんびりこんなことをするのが似合う夢の島はやっぱり、なんだかいいな。


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