酒と肴とおやつと桜。

2015.04.29

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いやはや、今年のエゾの桜はいつも以上に早いですね。
桜が舞う姿にゆっくりうっとりする間もないほどに、
早く咲いて早く散るのでなんだか焦ります。
どうやら樹の種類が関東とは違うようで、わりと山桜が多いのかしら。
街中や大きな公園にもたくさん桜は咲いていますが、
あんがい立ち尽くしてぼうっといつまでも眺められるのは、
市場や駅前やぽっかり取り残された空き地に咲いている桜かなあ、と思ってます。
M&W界隈も白っぽいのやら、赤っぽいのやら、
1本1本表情の違う桜がそこここに咲いています。
いつもは車でお出かけされることが多いという方も、ひさしぶりに自転車や歩きで、ちょっとゆっくりスピードでお散歩されてみてはいかがでしょうか。

M&W店主は以前、東京の目黒に住んでいまして、目黒といえば、さんまか桜でした。
目黒川沿いに咲く数百本の桜がそれはそれは綺麗で。
道産子からすると考えれないほど「春どんぴしゃり」の3月頃にはちゃんと咲くということに、
10年以上住んでいても毎年、春が来る度その様相に驚いたものでした。
ぼわっと桜で白くけぶった風景を見る度、東京らしい春の景色だなあ、と思ったものです。
そしてその景色がとてもとても好きでした。

5/2と5/3にM&Wでお花見おやつ販売をしてくれる、もりかげ商店さんも、
そうえいえば桜の園の目黒在住!そして北海道生まれの北海道育ち。超食いしん坊。そもそもはグラフィックデザイナーなのに、気づけば料理中心の仕事を経て、食べて作っての環境にどっぷりといた人です。そして猫好き(関係ない?)。
なんだかシンパシーを感じてしまいます。

既に東京の桜をたっぷり見た後に、遅い桜を追いかけて北海道に帰って来るもりかげ商店さんのお花見おやつ、drop自身もとても楽しみにしています。
WSや来客の際にお出ししているかりんとうも、みなさん美味しい!と言ってくださいます。あとをひく美味しさで、何個でも食べてしまう危険おやつ、、、。
もりかげ商店さんのつくるおやつの魅力は「飽きることがない」に尽きます!!

ものすごい食いしん坊で、食べ歩き好きな彼女。
「美味しい」の記憶をたくさん舌に貯めているのだろうなあ。
だからこそ、彼女がつくるお弁当やおやつは、大人も子どもも魅了するのでしょうね。
実家のある札幌に度々帰ってきていても、つねにおでんとか酒とか言ってる彼女。笑
食べることがとにかく大好きで、隣合ってご飯を食べていても箸を持ちながらじっくり味わって何かをもくもくと確かめていたり、自宅でその美味しさを再現しようと延々試作したり、素材の勉強のため、自然食品店に勤め直して食材研究に余念のない姿ももはや微笑ましさを越えて頼もしい限り。

今回の桜餅も、もちろん北海道産の小豆から自家製あんこを仕込んでくれますが、
桜餅は漉し餡で作ってくれるそうですよ。
「漉し餡って、粒あんに比べてすごく手間がかかるし、小豆に対してできる量も少ないので、
なんて非効率なんだ!と思うのですが、やはり道明寺の口どけには、漉し餡の儚さを合わせたいですね〜」とのこと。
塩気が効いた、酒にも合う桜餅を目指してくれているそうです!
桜餅、じわじわとたくさんご予約頂いております。ありがとうございます!
(桜餅は完売御礼につき、また酒と喫茶の会もお席に達しましたのでご予約終了致しました)

都度、新鮮な桜餅をお渡し、お召し上がり頂ければと思いますので、
今回は手をあげてくださる方に確実にご用意したいとの思いから、
ご予約にてお餅の個数とお引き渡し日の申し受けておりますが、
本日29日いっぱいでご予約は一旦閉め切らせて頂きます。
ご予約とは別の当日販売分につきましては、改めて仕込みの都合を見てお知らせしたいと思います。
是非、お花見のお供にどうぞー。