白い景色と白いページ

2015.01.06

shinen-note

雪ではなく、雨が降り続ける札幌。静かにM&Wも開店中です。
雨の中、ご来店ありがとうございます。
今日は、営業中にとある取材もお受けしたのですが、
来てくださったライターさんが、とても聴き上手の柔らかな方だったからでしょうか。
誰かにお話を聴いて頂くのって、自分たちがこれからやって行きたいことの輪郭が、
くっきりはっきりしてよいなあ、とありがたく感じました。

さて、写真のノートは2015年のスケジュール帖。
昨年末の冬至に、次の節目に向けてしっかり予定を立てようと選んだドイツ製のこれ。
まだまっさらな白いページを広げて眺めていたら、
3歳の娘が横からずいずいと割って入ってきて、怯むことなく「窓」を描いて去って行きました。
手帖書き初めは手帖の持ち主(私)でなく娘、、、なにいー?!と慌てたものの、
よく見たらけっこういい「窓」だったので、許しました(親ばか)。
新年ノートに「窓」って、なんだかいい風が入ってきそうでしょう?

ここ数年は、無印のB5手帖に自作の革カバーをかけて使っていて、
そのもっと前はポスタルコの圧縮コットン地のリングノートに、
自分で出したカレンダーを貼付けて毎年1冊手帖をカスタマイズして使っていました。
が、どうも自分の使いやすいフォーマットが定まらず。
迷って今年は大枠は決まっているけれど自由なページもたくさんある、
モレスキンのマンスリースケジュールタイプをチョイス。絶賛お試し中。
ちなみに手で「書くこと」「描くこと」が大事なので、紙でないと駄目派です。

1番よいのは、自分たちで理想的な手帖をつくることなのであろうとは思いますが、
スケジュール帖は万人が使う道具過ぎて、まだまだハードルが高い代物。
隙間が見つからないくらい、すばらしい定番品がたくさん世にあるので、
私たちがつくるまでもないような。自信ない。
まずは上手な使い手になりたいと思います。

スケジュール手帖はそんな訳でまあ、まだまだ遠い存在ですが、
ノートは別。ノートは気軽かつ気分があがる良い道具ですね。
新学期や自分的節目に新調するのが、小さな頃からとっても好きでした。
ですが、ここ数年これぞ!というノートに出会えずにいて、
わら半紙やコピー用紙にメモをして、お気に入りの外国製ノートや古本に貼付ける、、、
という面倒なことをして凌いでたのですが、札幌に戻ってきてついに出会えたのが、
紙の店 馬渕さんの上製本のオリジナルノート。
きれいな浅葱色でお気に入りの1冊です。
昨年秋には、CONTEXT-Sさんで行われた布貼り製本ワークショップにも参加させて頂き、
そうかノートって自分でつくれるんだ!!!と目から鱗。
出来上がった自作ノートがとても嬉しくお気に入りになったので、ならばぜひM&Wでも、と
製本教室のお願いをすることになりました。

詳細は追ってまたお知らせ致しますが、新学期や新年度用に、
お気に入りの自作ノートをつくれたら、たのしい春がやってきそう。
2月の営業日内にM&W店内でワークショップを開催予定ですので、
ぜひ、お楽しみに。
(馬渕さんファンである店主が一番張り切っているWSです!にしし!)