都市と自然と野生児と

2014.08.13

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無事店の営業が済んだので1日お休みを頂き、
札幌の郊外エリアにあるモエレ沼公園に行って来ました。

ご存知の方も多いと思いますが、
今わたしたちが住む北の街・札幌では、札幌国際芸術祭2014なるものが開催中。
7.19から9.28までとロングランな祭りです。
テーマは「都市と自然」ということで、ゲストディレクター坂本龍一教授が
人間と自然が共生する、新しい都市のかたちを提案すべく、
札幌のあちこちでいろんなプロジェクトやパフォーマンス、エキシビジョンが行われてます。
dropも先日の高谷史郎さんによる「CHROMA」を相方が観劇してきたばかり。
今まで遠方に出掛けないと見れなかったであろうイベントやパフォーマンスが
地元で見れるなんて豊かだのう、と新鮮な気持ちで楽しませてもらってます。

で、モエレ沼公園。
ライブやパフォーマンスは一夜限りとか、チケット事前予約とか、
計画性とタイミングを要しますが、モエレ沼公園でやっているのは、
「期間中ずっとやってて、ふらっとだらっと見に行ける」展示。
やんややんや騒ぐ子ども連れで行ってもよいロケーションです。
遠方から知人友人が来た時には必ずおすすめする、広大かつ抜けのよいスポット。
公園、、、となってますが、あの広さはむしろひとつの街、いや、島。
元ゴミの埋め立て地とは思えぬ、不思議ランドスケープです。
その中に建っているガラスのピラミッド内では
今は坂本龍一+YCAM interLabによる「フォレスト・シンフォニー」
札幌中心部のチカホと連動しているセンシング・ストリームズ」も見ることができました。

娘がもっと小さい頃は、広すぎる園内をぶらさげて歩くのがしんどかったものですが、
今は体力もついて、自分で(しかも靴を放り投げて裸足。野生児。)でわしわし歩き、モエレ山にも自力登頂。
よくわからぬ木の棒も大量採集。
いい風吹いてて、天気もよくって、芸術祭散歩日和の一日となりました。
車がないと行きづらいモエレ沼公園ですが、
イサムノグチに興味が無くてもレンタサイクルしたり1日楽しめるのではと。
夏休みシーズン、道外からもたくさんご旅行で北海道にお越しのことと思います。
大人も子どもも夏のエゾを存分に味わって旅して欲しいなあと思います。

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