antiques+ふくやさんとdrop aroundの合同展「あたらしいかたち / antiques+ ふくや」。
折り返し地点を過ぎて、ようやくご来店のペースもゆっくりになってきましたが、
2度3度と重ねて足を運んでくださる方も多く、嬉しいことです。
古いものって、じわりじわりと凄みが伝わってきますものね。
大事にじっくり見てくださるお客様が多く、大変有り難く思っております。
どうもありがとうございます。
今回は展示の性格上、古いものがお好きな方が多く来てくださっています。
長くいろいろなものを見てきた方が、
ふくやさんの選んだものに共感してくださったり、
あらたしい出会いをしてくださるのは、こちらまで嬉しい。
欲を言えば、もう少し、これからものづくりを志す若い方や、学生さんにも見て頂きたいなあ、、、なんて。
古い物の世界は、狭くて深き世界でもあるからこそそうして続いてきているのだと思いますが、もう少し古い物の美しさや普遍性がオープンに伝わっていって欲しいなあ、という個人的な願いもあって。
100年以上残ってきたものって、本当に力があります。
それらの持つ存在感や質感、かたちのありようなど、
実際に手に取って、触っていって欲しいなと思います。
例えば作っているもののジャンルが違えども、自分の手で触ったり見たり、使った経験こそが、何かを作る上での大きな武器になると思うのです。
本物を知るって、大事なことだなあ、とこの歳になってますます思う。
時を越えて集まった、こんなに美しいかたちのものものが並ぶ機会は、
美術館でもなけりゃ、あんまり無いように思います。
若いうちは、買わなくっても見るだけでも全然良い。
入場料を払わなくても、オフィシャルに入れる「お店」という場をうまく使って、
いいものを見たり触ったりできる機会があるのですから、
ぜひとも小さな機会のひとつを逃すことなく、見て触っていって頂けたらと思います。
見る側の私たちにジャンルや隔てはいりません。
ものづくりを志すかたも、きれいなものがただ好き、という若い方も、
ぜひぜひお待ちしております。
目に見えるものと見えないものと、
「場」があるからこそ、体感してもらえることも含めて、展示を楽しんでもらえたら嬉しいです。