東欧の旅の風景

2016.06.23

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▲トランシルヴァニアの蚤の市

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▲ルーマニア・カロタセグ地方の教会

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▲ルーマニア・カロタセグ地方・羊の群れ

■写真4点はすべてPicnika・津留慎太郎さんの撮影

いよいよ来週末7月1日よりはじまります、
Picnika exhibition「東欧のフォークロア」。
DMやexhibitionページでもお伝えしていますが、
Picnika(ピクニカ)さんは、福岡・大楠にある古いビルの1室で、
ハンガリーやルーマニアなど東欧諸国の古道具と手仕事のお店です。
行ったことのある方ならば、うんうん!と大きく頷いてもらえると思うのですが、
そらもう格好いいお店です。大好きです。なんなら、あの空間に住みたいです。

これまた、店主自ら改装されているのが凄くてですね。
センスだけでなくどんだけ大工的体力あるのだろうと思うのですが、
Picnikaさんのブログでお店になるビフォア/アフターを見て、衝撃を受けたものです。
(あんなにふつうのアパート的空間から格好よくできるってDIYリノベ越してもはや新築、、)
そして、そこに並んでいるものものは、店主の津留慎太郎さんがご自身で東欧の国々を訪ねて
集められたとびきり美しくて、力強いものばかり。

移転後のお店にお邪魔した際に、「ぜ、ぜんぶ欲しい!(いやもう、什器ごと)」と思いました。
今回はるばる北海道・札幌へお呼びさせて頂くのも、
その初訪問の印象がとてもとても深くて、しばらく忘れられなかったから。
熱意だけでお誘いしたようなもの、、ですが、M&Wのお客様たちに見てもらえば、
きっとわかってもらえる、好きになってもらえるだろうなああああ(エコー)!!
という自信のようなものも湧いたんです。

実はdrop aroundもドイツやチェコが好きで、
東京・恵比寿でお店をやっていた時代に2度ほどチェコ経由でハンガリーへも訪れたことがあります。
でも、同じ緯度で地続きでも、ハンガリーから「奥」の東欧の国々は全く違う文化圏という印象で、
顔も手仕事のありようも宗教も建築も大きく違う。
おおらかで力強くって、そして北海道の道東あたりの田園風景と似ていて、
質感やイメージは違っても、アイヌの文様や北方圏の文化ともなにか重なりを感じました。
3枚目の羊の群れの写真なんかは、これ北海道ですよーって言っても
道民なら全くびっくりしなさそう。幌延とか帯広あたりとも似ていますねえ。

Picnikaさんの目を通して見える東欧の国の風景を見つめても、
まだまだ未知の場所ですが、あんな美しいものものがある土地には、
やはり美しい暮らしと人の営みが連綿と続いているのでしょうね。
今回は古いもの、手仕事のものの他に、津留さんがこつこつ制作されている、
旅のphoto alubm「FOLKSY」も一緒に持って来てくださいますよ。
展示と併せてこの素敵な冊子も是非ご覧頂きたいなあ、
いいお顔のおばあちゃんおじいちゃんの素敵さについても、
ぜひぜひみなさんとお話したいです。一番したのおばあちゃん、いけてるう!

札幌M&Wに持って来てくださるものたちも、うんと楽しみですが、
ものの奥から見えて来る東欧の国々の空気に触れられるのもまた嬉しいこと。
東欧のフォークロア、どうぞご期待くださいね。

photo (6)
▲ルーマニア・カロタセグ地方・おばあちゃん