hofli「十二ヶ月のフラジャイル」と「みみをすます」「みみをひらくおとの環」

2014.10.01

hoflidm

HPのトップページをご覧頂いた方ならば、何かあるぞ、
と勘づいていただけたかと思いますが、あまりに不案内なので(スミマセン)、
少々詳しいおしらせをここで。

そろりそろりと秋が訪れ、深まってきたこの季節。
東京を拠点に全国でのワークショップとライブで活躍中のサウンドアーティスト、
hofli (津田貴司)さんをお迎えし、
ここ、札幌でもワークショップとライブを!という企画が実現しました。
秋の札幌、、というのが、まず、今回みたいな音にまつわる催しにぴったりで嬉しい。

hofliこと津田貴司さんは、フィールドレコーディング(つまり音の採集)に基づいた音楽活動をされているサウンドアーティストで、わたしたちdropは、東京在住時代にやっていた週末だけのお店「atelier drop around」に来て頂いたことをきっかけに出会いました。
その後、贅沢にも「お店のためのサウンドトラック」としてオリジナル音源をつくって頂いたり(!)、自分たちの節目にライブをして頂いたり、、活動の拠点や形態が変わっても、
お互いの「音」と「アートワーク」を通じてゆるやかに共同制作を続けてきました。
そのため、M&Wをオープンして、はじめて何かを行うのならば、まずはhofliさんにお願いしたい!
というdropの(けっこう個人的な)願いから、初のライブとワークショップ開催決定となりました。

10月12日(日曜)に北大植物園で「みみをすます」という大人向けのワークショップを、
翌13日(月曜・祝日)には我らがMANUFACTURE & WORKにて親子向けのワークショップ、
そして夕方から同じくMANUFACTURE & WORKにてライブ(サウンドパフォーマンス)を行います。
サウンドパフォーマンスってなんぞや、という話ですが、
歌もののライブのようにわかりやすくジャーン!という演奏形態でなく、
その空間で耳を澄まし、音を見つけ、集めて、そして繋ぐ、
あらたに構成された音のかけらたちが、音楽となってあらわれる、、、というほうが、
実際の雰囲気に近い。
生音という意味で「ライブ」でもあるのだけれど「音をつかったパフォーマンス」という風味。
というわけで、「ライブ/サウンドパフォーマンス」。

話は長くなりますが、実はdrop aroundは小さなレーベルを主宰しておりまして。
その名もdrop around recordsという、
自分たちが本当に記録、記憶として残したい音源や本などを作り届けるために生まれた装置・場。
そのdrop around recordsからあたらに、
hofli×drop around作品第2弾として「十二ヶ月のフラジャイル」をリリース致します。
「十二ヶ月のフラジャイル」はCD音源と紙のカレンダーを対にした作品集で、
音で巡る暦、、季節を聴く、時を見る、がテーマ。
その「十二ヶ月のフラジャイル」リリースに併せてぜひ、
みなさんにhofliさんの音の世界を、体験して頂けたら、
という思いから企画したワークショップとサウンドパフォーマンスでもあります。
深まりゆく秋の2日間。
ぜひ豊かな音の景色を聴きにいらしてください。

本日からのMANUFACTURE & WORK通常営業期間(1-10日)でも、
hofliさんによる音を、一風変わったかたちで流しておりますよ。
どんな音楽なの?というかた、ぜひ店内で耳をすませて聴いてみてくださいね。