みみをひらく おとの環/親子向けワークショップ

2014.10.15

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そして、翌13日(祝日・月)には、hofli/津田貴司さんによる、
初の親子向けワークショップ「みみをひらく おとの環」をM&W店内にて開催しました。
この企画は先月末に札幌にオープンしたばかりの子どもと大人への贈り物専門店
「BROTHER SUN SISTER MOON」(ブラザーサン・シスタームーン)との共同企画。
「BROTHER SUN SISTER MOON」が提案している贈り物には、世界中から選ばれた素敵なおもちゃや絵本の他に、「考えることよりも感じること」というテーマでこころとからだの記憶に残る体験を届ける、、という箱に詰め切れない贈り物もあるんです。
そのはじめての「かたちはないけれど記憶に残る贈り物」が、今回の「みみをひらく おとの環」でした。
時空を超えてそのひとをあたため続ける贈り物として、親子で共有する音の体験。
上は中学生、下は2歳までの親子ペア、親族ペアにお集り頂きました。

ぐるりと輪になって、次々といろんな道具で音を出し、
そのひとつひとつの音をしっかりと聴きとどけてみよう、、という試みで、
まずは誰かが出した音をしっかり「聴く」ことからWSははじまりました。
はじめに、余韻の長い鐘のような音を出した時の、
ざわざわしていたこどもたちがぴたりと手をとめ、
集中してひとつの音を聴く姿がとっても印象的でした。

小さい子たちは「聴くこと」よりも「自分で音を出す」ことに興味しんしんで、
誰かが出した音を聴きとどけるのは少しむずがゆかったり、難しさがあったかもしれません。
ようく聴く、みみをすますって、やはりコツや集中力を要しますね。
少し大きい子たちは、お父さんやお母さんとの間合いを計りながら、
音の伸びや高さ、低さなども上手に聴きわけていて頼しかった!

我が家の娘(3歳)にも音の記憶を贈ってあげられたら、という気持ちから、
津田貴司さんにお願いして「BROTHER SUN SISTER MOON」にご協力頂いてひらいた親子ワークショップ。
うちの娘は、WS中は終始きょろきょろしていて、果たして集中できているのだろうか、
なんて思ったりしていましたが、WSが終わったあとに、
いろいろ彼女なりの感想を述べていて、その興味の先をきいていると、
親が思うよりずっと素直に体感していたことがあったのだなあと、感心はんぶん発見はんぶん。

WSは予定よりすこし早く終了とさせて頂き、
皆でスコーンをおやつにお茶をして休憩する時間も設けました。
もうすこしこじんまりの人数にわけたほうが子どもたちがリラックス&集中できたかも、、、
とはじめての企画で反省と課題も残りましたが、
ご参加くださった親子のみなさんにとって、
ほんのひととき「みみをひらく」ことの面白さ、
「聴くこと」の楽しさに触れて頂けていたなら何よりです。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
またかたちを変えて、開催出来たらいいなと思います。

※写真は、親子WSの様子ではなく、ライブリハーサル中の津田貴司さんの姿。
音を扱うひと、拾い上げて聴かせるひとは、やっぱり誰よりよく「聴いている」のですね。
水の入った貝がらやラジオのノイズまでもを、音の出る道具として扱う姿に、
こどもたちもぐいぐい食いついておりましたよ。
こどもたちにも、いつかサウンドパフォーマンス、聴いて欲しいなあ!