もりかげ商店のケーキとカステラ。

2019.11.01

美味しいもの食べにいっただけなんじゃないの、
堪能し過ぎやろ、と言われそうな写真です。すいません。
はい、もちろん美味しかったです!

この見た目からしてけしからん旨さダダ漏れのチーズケーキとカステラは、
東京・目黒のもりかげ商店さん特製のおやつです。エヘン(何故か我らがドヤ顏)。
もりかげファンのdrop家の娘 #なぎほ は箱を舐める勢いでした。。

drop aroundが札幌で今年夏まで運営していたマニュファクチャーアンドワークことM&Wにも、もりかげ商店さんには毎年来て頂いているので「どらやきのひと」として、ご存知の美味しんぼさんも多いはず。

東京出張日程にもりかげさんの工房販売が重なっているのを見つけてしまったら、
すかさず捻じ込みましたよね。。
工房でしか買えないおやつあるって言うんだもん、、、
東京から洞爺に帰る前日に、念願の初工房訪問をさせて頂きました。
もりかげさん、スガさんありがとう😭

気持ちのよいお店構まえで女子っぽすぎず、安心感と清潔感があり
もりかげさんのおやつが並ぶ場としてしっくりぴったり(ご本人が営まれてるからあたり前だけれど)。
静かに感動しながらお店を後にしました。
もりかげ商店の工房販売、足繁く行けるかた羨ましいなあ☺️いいなあ☺️
イベント出店も楽しいけれど、工房販売に遊びにゆくのもおすすめですよ。

JR目黒駅からけっこう歩きますが、実はdrop東京在住時に最後に住んでいた家がもりかげさんの工房のすぐそば。
元ご近所だったので土地勘があり、スマホの電源わずかで地図を起動できずとも辿りつけました。
あの長い坂(権之助坂)の終わりで目黒川を越えるのも、大鳥神社も、地味すぎる寄生虫博物館の建物を横目に歩くのも懐かしかったな。
帰り、昔住んでいた懐かしの古マンションを見にいったらまだそのまま建っていて、どの部屋にも灯がついていました。
私たちだけこの8年のなかで、くるくると大移動して、でも変わらずにここはあったんだなあ。
大家さんちの玄関に、いつも座っていた漬物石みたいなねこはまだ元気だろうか。

そのマンションで飼っていた愛猫の「もちふく」さんは、急な事故で死んでしまい、半年以上は泣き暮らしたこと。
今は8歳になる娘がお腹にいた妊娠直後はつわりが酷すぎて、何故か近所のお洒落パン屋のバゲットしか食べれなかったこと。などなど懐かしの、泣けるあれこれを思い出しながら、長い時間歩いて帰りました。

今はもう住んでいないし、再び住むことはもうないかもしれない。
けれど、東京には大事な友人や仕事仲間がたくさん住んでいて、
会いたいひとがいる好きな街であることに変わりありません。
オリンピックイヤーの来年以降、東京の町がどうなっていくのか、あらゆるレイヤーでの心配も多いけれど、そのぶん、何か困ったり、都会に疲れることがあったら、私たちはトーヤで手を広げて待ってるからね、皆さんどうぞいつでもエゾへ来てね(来るなら早めに言って欲しいけど!)と思いました。

なんだかdrop aroundとしてつくりはたらくこの人生、引っ越してばかりで、
さらには居場所もつくっては壊してばかりですが、
今ようやく、ざっくりと北海道が自分のホーム、という感じに落ちついて来てるのかな。
いやそろそろ落ちつこうぜよ、と旅の途中で自分の帰る場所をつよく意識しました。

帰る場所は家族のいるところで、居場所は自分たちでつくるもの。
心地よい場所をふたたびトーヤでつくって、笑顔で遠くから近くから誰かを迎えられたら楽しいね、と東京の片隅で #青い山(dropが開拓している湖の見える丘) のことを思い浮かべた、旅の終わり。