M&Wのこと

2014.07.30

MW-open

えらくお知らせが遅くなり、ここのインフォメーション及びブログも息絶え絶え。
どこを見ればお店に行けますか、と尋ねられること多数。
そりゃそうです。ほんとうにスミマセン。

あらためまして、drop aroundのあたらしいお店兼ギャラリーは、
MANUFACTURE & WORK(マニュファクチャーアンドワーク)と言います。
覚えづらいというツッコミが矢のように飛んで来そうですが、
M&Wという省略形でなんとかひとつ、覚えてもらえたらと思います。

MANUFACTUREの語源はラテン語で「手で作る、創造する、製造する」。
WORKは「働く、仕事」です。
つまり「つくることと、はたらくこと」が根っこにあるテーマのお店。
以前東京・恵比寿に開いていた週末だけの雑貨店atelier drop aroundとは、
空間のムードも、開店の目的もちょっと違います。
発信する私たちが「場」にもとめるものが大きく変わったぶん、
違う表現になっていくのだろうなと思います。

個人的に出産や子育てが始まるタイミングに大震災があり、活動拠点の移転があり、
同時に世の中の状況も、各個人の状況も皆大きく変わって来たように思います。
小さないいこともたくさん生まれれば、
一方でなかなか思う通りに進まない大きな世の流れもあります。
でも、全部ひっくるめて起こっていることは受け入れ、学び、
いまの環境で自らで選んで、開拓して生きて行くしかないわ、というのが、
超ざっくりの、今という時代をなんとか生きぬこうという者としてのひとつの感想。

そして、時間をかけて浮かびあがってきた事実として、
自分たちがやりたいこと、出来ることは、やはりdrop aroundという形態のこの仕事だけで、
さらににゅうっと突き詰めてゆくと、それは「つくることとはたらくこと」だな、と。
自分たちの出来ること、一生続くこと、、、これを真ん中において、
いかに楽しみを自らつくっていけるか、、のさらなる実験・実行の場がM&Wです。
周りとシェアできることバトンを渡すべき文化、暮らしの営み、
何かを生み出す技、智恵、、、。誰かのすばらしい仕事、美しい働き。
そういうものはどこでも強いし、無くならない。
生きるうえでの道具になりえると思います。自分たちも増やしたい。
自分たちも学びながら、大人も子どもも巻き込んで
どれだけ「生きた道具」をこの身に増やして行けるか。
そんなことをむくむくと考えながら、開くお店です。
まだ、理想に現実が追いついていない状況ですが、
ぜひぜひ、作って行く過程ごと一緒にのぞいて、楽しんで頂けたら嬉しいです。