保手濱拓さんの絵

2017.07.20


7月のM&Wのエキシビジョン、保手濱 拓さんの売約済み原画さいごの1枚を、昨日無事にお客さまのお手元へとお届け出来ました。展示終了までお付き合い頂いたうえに直接店に引き取りに来てくださる方も多く、ひとつひとつの作品と長く過ごせて、私たちも嬉しかったです。ありがとうございました。

拓さん自ら手をかけてくださった額装、ガラスでなくアクリルなんですが、すこし宙に浮いているみたいで素敵でした。標本箱に閉じ込めているようで綺麗。それぞれの絵が、それぞれの場所であたらしい居場所を得て長く愛されますように。

あたらしいことに挑戦するたび、あたらしいこと、はあたらしい宿題も運んでくるけれど、体験してみないと味わえない感動もそのぶん多くて、今回の保手濱拓展では、今までとも違う面白さと喜びに溢れていて、本当に満ち満ちた展示会になりました。改めまして、すこし時間を経たいま、いつもご来店くださる皆さま、遠くから近くから気にかけてくださる皆さま、本当にありがとうございます。

私たちもここをみてくださっているあなたも、気づけばけっこうな歳を重ねてええ年頃かもしれませんが、あたらしいことに取り組むたびに経験値や気合いや自信などのあれやこれやが、一旦リセットされるその不安定と非効率も悪くなくて、一歩進んで二歩下がったりしながら、どこか凄いところに到達するんじゃなくて、たまーに見晴らしの良い場所にぽん、と出てしまって嬉しくって笑ってしまうようなそんな毎日だといいなあ、と、天気の良いのか悪いのかわからない薄曇りの下で考えています。

どこのどなたさまにとっても、ええ塩梅の夏になりますように。
よい午後を。