盆踊りに向かう娘を見送る

2017.08.15

「戦い」をつくっているのは、自分と同じ人間だ。そう思うとぞっとする。.小さな頃から毎年「祈り」を捧げて来た日だけれど、どうやら「祈り」だけではもう足りないみたい。なんでだろう。人間は「戦い」をつくりたがる。とことん戦いたがる。馬鹿か。あなたも私もほっといたって死ぬのにね。なんでわざわざ命を奪うのか。.「戦い」をつくる意思が有るならば、「戦わない」もまた意思だ。.ちゃんと選ばないと、意志を持って起きていることを見て、周到に用意された罠から逃げないと勝手に私たちの意志は、違うどこか遠いところへ運ばれていくよ。同じ世界に住んでいるはずの人間が、同じようにちっぽけな私たちを勝手に簡単に操作する。
「戦わない」でにこにこ生きるには、実は技術がいる。操作されず、知らないうちに勝手にどこかに運ばれることなく、しれっと幸せに生きるための智慧がいる。これからを生き抜く私たちと、もっと先へと行く子供たちよ、賢くあれ。祈るだけじゃなく、知ったら、動け。いちばん身軽でいちばん身近な自分が変われば、小さく世界は動くはず。.「平和」を願うならば、守りたいなら、具体的な自分にとっての平和を描く他ない。「平和」をちゃんと描ける想像力と実行力を一緒に鍛えよう。戦わない未来に、一緒に行こう。