grid case+map paper +fusen.

2019.01.16

天気雪が降るトーヤです。
本日のみずうみは5倍増しで光ってます!

さて、いよいよ今週末1月18日、19日、20日に迫ってきた、
「ゴロゴロゴロ 冬のトーヤの小さな宿で」atチャシバクINN

タイトルのとおりチャシバクINNは、洞爺湖畔前に建つ小さな宿で、1階は豆乳焼きドーナツのお店・チャシバクドーナツがある、というなんとも魅力的なお宿です。
私たちが住む水の駅周辺の旧洞爺村エリアには、元々キャンプ以外で泊まる手段があまりなく、昨年春にチャシバクINNがオープンしてくれたおかげで、温泉街まで案内しなくとも、日帰りでなく泊まりで楽しんでもらえるように。
新米地元民のわたしたちもとっても嬉しいオープンでした。
さらに嬉しく有り難いことに、チャシバクのサイトやショップカードなどをdropでつくらせて頂き(ロゴマークは西淑さんによるバクです!)、自分たちがつくって食べたい、という理由からチャシバクオリジナルドーナツミックスやドーナツボックス販売でもお世話になっているので、気持ちは勝手にチャシバクチームの一員または応援団員のつもり。
だから、今回の「ゴロゴロゴロ」に声をかけて頂いたときは「えっ、ただの近所の団員ですがいいんですか?」とびっくりしつつも、イワサトミキさんとカージーさんというとっても格好いい作家さんもいらっしゃるイベントにお誘いしてもらえたことがすっごく光栄で、そしてド緊張。でもイベント趣旨は「みんなゴロゴロしに来なよ」です笑。
新年初出店がこの「ゴロゴロゴロ」タイトルも最高でしょう?
ぜひ冬のトーヤにゴロゴロしに来て欲しいです。

さて、前置きがものすごく長くなりましたが、
私たちdrop aroundが出品するあれこれをご紹介します。

今回、お宿でのイベントに参加させて頂くことになって思いついたのは、布と紙両方で「旅の道具」を作ろうということ。
自分も欲しいやつからにしようーと思い、まずつくりはじめたのが、格子柄のA4サイズのファスナーつきポーチ、その名もgrid caseです。
日本語の「ポーチ」って曖昧ワードなのですね。
だから「ケース(容器)」という表記にしてみました。
ギリギリA4サイズのクリアファイルが入る大きめのファスナーつきケース。
ヘッドフォンや充電器や筆記具、手帳や読みかけの本など鞄の中でばらけそうなものをざくっと入れておけます。イワサト画伯によるゴロゴロゴロフライヤーも入りますよ!
表地はモノクロの格子柄のコットン、裏地はタイプライタークロスのミリタリーグリーン。
男性も持てる雰囲気、可愛く見えないギリギリの布製ポーチに仕立ててます♡

これらの少量生産品は、自分でミシン縫いしている手製品ですし、オリジナル服も同様に、触り心地や扱いやすさも大事なので、コットンやリネンを選んでよく使っています。
しかし、手づくり×天然素材=ほっこり×可愛い、に行かないよう地味に気を張ってます笑。
drop around は「ほっこりしないシズル」「グラフィカルだけど、別に可愛いっぽくはない」を目指してます!(どんな目標だろうか)
世の「ほっこり」を否定しているわけではなく、自分たちが狙ってつくるのは無理じゃー、違うアプローチがいいんじゃー、というだけなんですけれどね。

グリッドは、グラフィックの仕事で文字や画像を組んでいくための基本となるベースのシステムで、あらゆるデザインの背景にグリッドが隠れています。
文字や余白の奥行きがあらわれるのも、目に見えないグリッドが背景にあってこそ。
dropのデザインのベースにも必ず潜むグリッドをそのまま柄として使いました。
正方形と方眼が大好物なこともあり、今年こそはオリジナル方眼紙とグリッド柄の製品をリリースしたいっ。
このgrid caseのバージョンは、市販の生地なのですが、今年じゅうにオリジナルグリッド生地をつくって、その生地でこういうケースもいろんなかたちでつくりたいなあと妄想しながら試作してました。

旅先でのメモに便利なmap paper、ガイドブックや本のしおりにもなるfusenとあわせて是非どうぞ。
旅の道具でありながら、もちろん普段使い出来る仕事道具でもあります。
奥様や彼女に引きずられて真冬のトーヤにやってくる男性の旅人たちにも笑、是非「ほほう」と手にとって楽しんで頂きたいなあと思います。