六月。

2020.06.01

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには 一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹がどこまでも続き 
すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで 満ち満ちる

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさと そうして怒りが
高い鼻に胸でも 病んでいるらしい
鋭い力となって たちあらわれる

(詩 : 茨木のりこ 『六月』より)

おはようございます。
六月がやって来ましたね。
六月が来て、思い浮かぶ詩を冒頭に。
六月はdrop家の娘が生まれた月でもあります。
六月のトーヤもきっと美しいだろうな。
北国のいちばんよい季節がやって来ます。

とはいえdrop aroundの六月、は、持ち前の引き篭もり力を継続し、
引き続き小さな町から必要以外は出ることなく、ステイトーヤ生活を愉しみつつ(#青い山 が楽しすぎる)、個人的にはこのひと月を、ひとり大感謝祭に充てようと思います。

この3ヶ月半ほど、状況的には鎖国状態であったにも関わらず、
SNSやオンラインストアやメールや手紙などで、たくさんの人たちと距離を越えてやりとりさせて頂きました。投げたボールをたくさんのひとが受けてくれた。
幸せでした。ほんとうにありがとうございます。
おかげで、哀しいとか辛い、より総じて喜びのほうが大きかったです。
ですから、頂いたお気持ちやお買い物にお応えするためのあれこれに1ヶ月の時間をまるごと使おう、と思います。
御礼の還元を、この場所に居ながらどれだけ出来るだろう?と考えてます。
たいしたことは出来なくても。

しかしシビアに状況を見るとこの喜びとかお返ししたい、という気持ちは私どもdrop夫妻と娘、この小さな町と親近者・仕事関係者のなかに感染者が出なかったから真っ直ぐ言えることであって、人々の活動再開と共にまた感染の波がやってくるとしたら、近くに感染が出ることがありとしたら、たちまち何にも前向きなことなんて言えなくなるのであろうことを思うと、誰に言われるまでもなく感染予防対策はそのままに、むしろネイティヴネガティヴを決め込んで、緊急事態が解除されても、最悪を想定しながら淡々とつくりはたらいて参る所存です。、、といううえでの、感謝祭と考えてます。ややこしいですね。

やっと『自粛を強要されなくなった』(今までのは他粛でしたよね)ぶん、『自らの判断で自粛行動できる』ようになったので、国や誰かに言われることを嫌々やるのではなく、必要な知識やデータを得て、自分のあたまで考えて行動内容を決めていくことが必要になりますね、これからは。
という訳で、dropは当面、最低限の移動と活動で、いかに制作のパフォーマンスをあげられるか、『ありがとう』の気持ちをあらわしてお返ししていけるか、を考えて行きたいと思います。

取り急ぎでいうと、期間限定実験としていた洞爺のオンラインストアFROM TOYA を今後しばらく継続運用します。
そしてFROM TOYAのサイトでは、毎週火曜夜に新商品または在庫リストック→日曜までに出荷、とさせて頂いているのですが、6月2日今日のご注文から6月30日まで、drop aroundの服・布製品をお買い上げのお客さまに限り、送料無料にてお届けしまーす❗️

5月末で5000円以上送料半額キャンペーンは終了しましたが、6月は、dropの服か布製品がカートに入っていたら、パンや珈琲豆やケーキが混じってクール便が乗っかっても、遠く九州までのお届けですっごい送料になったとしても笑、dropがあなたの送料を持ちます❗️
TOYAの美味しいものがズラリと並ぶFROM TOYAで、dropの服を一緒に選んで注文下さる、というのは、
愛ある投票でしかないなあ✨ととてもとても感謝しております。
御礼の気持ちを込めて送料をサービス、というやつです。
食品だけのお買い物等は、ふつうの送料とクール便が加算されますので、あくまでもdrop around商品をお買い物頂いた方だけに向けたごく限定サービスではありますが、限定ゆえに、drop aroundの「はたらく服シリーズ」 の絶対的エースもぶちこみますので、是非よろしくお願いします。
そう、御礼とか言いながら買ってください、も含んだずうずうしい作戦ですが、是非よろしくお願いします😘
次の投稿から、もうすこし詳しく販売商品などお伝えします。
みなさま、今日もすこやかな一日を❗️